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17年の運航便数、香港-台北が最多 国内線は金浦-済州、羽田路線も 英OAG

 世界の航空関連情報を提供する英国のOAGは、2017年に運航頻度が高かった上位20路線を発表した。国際線は香港-台北線、各国の国内線では、ソウル(金浦)-済州線が最も多かった。国内線のうち、日本路線は羽田-福岡線など羽田発着の幹線がランクインした。日本発着の国際線は選出されなかった。

日本路線では最大の運航数となった羽田-福岡線=14年6月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 2017年暦年の運航便数を国際線と国内線に分類し、出発・到着の合計で算出した。また、定刻より15分以内に出発・到着したものを「定時運航」とし、各路線の平均定時運航率も割り出した。

 国際線で最も多かった香港-台北線は、2万9494便が就航した。平均の定時運航率は70.92%で、キャセイパシフィック航空やキャセイドラゴン航空(旧・香港ドラゴン航空、HDA/KA)、香港航空(CRK/HX)、チャイナエアライン(中華航空、CAL/CI)、エバー航空(EVA/BR)などが運航した。

 2位はクアラルンプール-シンガポール線で、2万9383便が就航。定時運航率は78.52%だった。3位には、2万6872便就航のジャカルタ-シンガポール線がランクインし、定時運航率は77.38%だった。

 国内線で最も多かったソウル-済州線は、6万4991便が就航。平均の定時運航率は74.06%で、大韓航空(KAL/KE)やアシアナ航空(AAR/OZ)、LCCのチェジュ航空(JJA/7C)などが運航した。

 2位はシドニー-メルボルン線で、5万4519便が就航。定時運航率は74.10%だった。3位には、4万7462便就航のデリー-ムンバイ線がランクインし、定時運航率は59.14%だった。

 国内線の上位20路線のうち、日本路線は3路線がランクインした。最上位だったのは4位の羽田-福岡線(就航便数4万2835便、定時運航率83.43%)で、6位の羽田-札幌線(3万8389便、85.56%)、17位の羽田-伊丹線(2万1900便、90.40%)が続いた。

 国際・国内線別の運航頻度上位20路線は下記のとおり(括弧内は便数、平均定時運航率の順)。