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17年の空港定時性、羽田がメガ部門首位 大規模部門は伊丹1位 英OAG

 世界の航空関連情報を提供する英国のOAGは、2017年の定時運航順守率が高かった上位20空港を公表した。規模によりカテゴリー分けしたランキングで、最も大きな「メガ空港」部門では、羽田空港が首位を獲得した。

17年の定時運航順守率でメガ部門1位を獲得した羽田空港=17年1月 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

 OAGは、定刻より15分以内に出発・到着したものを「定時運航」とし、各空港をランク付けした。2017年の暦年で、出発便の提供座席が250万席以上の空港を対象とした。250万から500万席を「小規模空港」、500万から1000万席を「中規模空港」、1000万から2000万席を「大規模空港」、2000万席から3000万席を「主要空港」と分類。今回からは、3000万席以上を「メガ空港」と定義した。

 メガ空港部門では、羽田空港が定時運航順守率86.75%で首位。2位はマドリード・バラハス空港で83.63%、3位はハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港で82.38%だった。4位は82.24%のデンバー国際空港、5位は81.36%のダラス・フォートワース国際空港がランクインした。

 主要空港部門では、ミネアポリス・セントポール国際空港が85.72%で首位。2位はドーハ・ハマド国際空港で85.41%、3位には83.55%のモスクワのシェレメチェボ空港がランクインした。同部門に分類されている成田空港は、81.83%で7位だった。

 大規模空港部門では、伊丹空港が88.45%で首位。2位はソルトレイクシティ国際空港で86.01%、3位には84.73%の新千歳空港がランクインした。

 中規模空港部門では、英バーミンガム空港が89.52%で首位。2位はパナマシティのトクメン国際空港で88.26%、3位には86.66%の独ケルン・ボン空港がランクインした。同部門に分類されている中部空港(セントレア)は、83.22%で11位だった。

 小規模空港部門では、スペインのテネリフェ・ノルテ空港が90.05%で首位。2位は独ハノーファー空港で89.34%、3位には86.67%のスタバンゲル空港(ノルウェー)がランクインした。

 各カテゴリーのランキング上位5空港は下記のとおり(括弧内は定時運航順守率)。