エアバスは、米コロラド州オーロラの訓練センターを買収した。訓練センターでは、A320型機のフルフライト・シミュレーター（FFS）で、おもに米LCCのフロンティア航空（FFT/F9）向けの訓練を展開する。
シンガポールの訓練施設にあるA320のフルフライト・シミュレーター＝17年2月 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
買収したのは、2001年設立のStrategic Simulation Solutions。現地時間1月4日の発表によると、オーロラの訓練センターには現在、A320ファミリーのFFSが2基あり、年内に追加導入する見通し。
エアバスは訓練センター買収前、北米向け訓練をフロリダ州マイアミの施設で展開していた。
エアバスの2035年までのパイロット需要予測によると、米大陸では全世界の23％にあたる12万2000人のパイロットが新規で必要になると見込んでいる。
関連リンク
Airbus [1]
エアバス・ジャパン [2]
・A350のパイロット養成拠点 写真特集・シンガポールのエアバス訓練施設 [3]（17年3月7日）
・エアバス、シンガポールの訓練施設公開 A350シミュレーター [4]（17年2月13日）