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エアアジア、シャークレット付きA320初号機を受領

 エアバスは現地時間12月21日、エアアジア(AXM)に燃料消費を改善する翼端の「シャークレット」を装備したA320型機の初号機を引き渡したと発表した。

エアアジアが受領したシャークレット付きA320初号機=12年12月 PHOTO: P. Masclet, em company/Airbus

エアアジアのA320に装備されたシャークレット=12年12月 PHOTO: H. Gousse, em company/Airbus

エアアジアのA320に装備されたシャークレット=12年12月 PHOTO: H. Gousse, em company/Airbus

 軽量な複合材で作られたシャークレットは従来のウイングチップ・フェンスに替わるもので、長さが約2.4メートル。空力性能を向上させて燃料消費を約4%削減する。

 燃料コストを節約するだけではなく、航続距離を約100海里(約185キロメートル)延ばし、ペイロードを最大450キログラム増加させる。A320ファミリーの新造機にオプションで提供し、2015年就航予定のエンジン換装型のA320neoファミリーでは標準装備となる。

 AXMはA320ファミリー最大顧客の航空会社。264機のA320neoと211機のA320の計475機を発注済みで、現在100機以上が引き渡されており、拠点とするバンコクやクアラルンプール、ジャカルタ、マニラ、成田からの路線ネットワークで運航されている。

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