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CAのハンドベル合図にオケと合唱団のフラッシュ・モブ JALが羽田で

 クリスマス・イブの12月24日、日本航空(JAL、9201)は羽田空港国内線第1旅客ターミナルで、総勢158人のオーケストラと合唱団が突然イベント広場に現れてベートーベンの交響曲第9番を演奏するフラッシュ・モブと、客室乗務員有志「JALベルスター」による毎年恒例のハンドベル演奏をクリスマス・イベントとして行った。国内の航空会社によるフラッシュ・モブは今回が初めて。

客室乗務員有志「JALベルスター」による恒例のハンドベル演奏=12月24日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 今回のフラッシュ・モブは日ごろ業務で交流のある大日本印刷(DNP、7912)のオーケストラ有志とJALの社員が7月に企画。11月から週1回天王洲のJAL本社に集まり、練習を重ねてきた。突発イベントという性格上、会場でのリハーサルはほぼ不可能なため、練習の際に立ち位置を練り上げて本番に挑んだ。

 午後0時35分から始まったフラッシュ・モブは、JALベルスターによるハンドベル演奏をきっかけに、ヴァイオリンやチェロなどの弦楽器、クラリネットやファゴットなどの木管楽器、トランペットやトロンボーンなどの金管楽器と徐々に奏者が現れ、事前に用意してあったティンパニーのカバーを外してオーケストラ全員が揃った。

 第9の演奏後、会場には大きな拍手がわき起こった。その後は今年で18年目となるJALベルスターの演奏会が開かれ、入社4年目を中心とした客室乗務員9人が息の合ったハンドベルを披露し、出発前の旅行者たちを魅了した。

 同イベントでは、東日本大震災で学校や公民館の楽器が津波で流された、東北地方の子どもたちへ楽器を寄贈するための募金も行われた。今後、企業や団体からの協賛金などと合わせて東北の子どもたちに楽器を贈る。

*写真は計7枚。

徐々に会場へ集まるオーケストラ奏者と合唱団=12月24日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire