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関空-ロンドン実現、ジャメ専務「19年が現実的目標」 発着枠やシベリア上空通過課題も

 関西空港を運営する関西エアポートのグレゴリー・ジャメ専務は10月24日、関西財界が待望するロンドン線の直行便就航が実現する時期について、早くても2019年になるとの見方を示した。

*初便就航の記事はこちら [1]

ロンドン線実現に向けた課題に言及する関西エアポートのジャメ専務=17年10月24日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 関空の国際線はアジア方面の新規就航や増便が相次ぐ一方、長距離便となる欧米路線は、アジア諸国のLCCによる以遠権を用いたホノルル線のように限定的で、ネットワーク強化が長年の課題となっている。

 国内の航空会社による関空発着の欧米路線の動向を見ると、日本航空(JAL/JL、9201)がロサンゼルス線を約8年半ぶりとなる2015年3月20日に再開したが、2006年9月30日まで運航していたロンドン線は採算面の問題もあり、現時点で再開のめどは立っていない。

 関西エアで航空分野の最高商業責任者を務めるジャメ専務は、「ロンドン線はぜひ実現したい。日本から