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ボーイングと三菱重工、協業関係強化で合意

 ボーイングと三菱重工業(7011)は10月23日、協業関係の強化で合意したと発表した。787型機の主翼製造コスト削減のほか、機体構造技術の共同研究を進める。

三菱重工と協業関係強化で合意したボーイング=17年6月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 三菱重工は787の複合材主翼を製造している。無駄を省いたリーン生産方式や自動化などを導入し、効率化を目指す。

 787の生産レートは現在、月産12機。2019年には14機に引き上げる。

 両社の協力関係は40年以上続いており、787の複合材主翼のほか、777の後部胴体などを担当。777の後継となる777Xでは、後部と尾部胴体の開発・製造を担う。このほか、英ロールス・ロイス製エンジンの燃焼器モジュールや、低圧タービンブレードなどを手掛けている。

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ボーイング・ジャパン [2]
三菱重工業 [3]

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