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「就航地拡大より羽田の増便目指す」ニュージーランド航空、ペリエ支社長に聞く

 1980年に日本へ就航したニュージーランド航空(ANZ/NZ)が7月21日、羽田空港への乗り入れを開始した。3月26日からの夏ダイヤではオークランド-成田線を1日1往復運航しているが、これにオークランド-羽田線が週3往復で加わり、同社のニュージーランドと日本を結ぶ路線は週10往復になった。

 10月29日に始まる冬ダイヤでは、オークランド-関西線も週3往復で加わる。同路線は2013年10月に運休して以来3年ぶりとなる2016年11月に、季節便として再開した。

羽田に到着するニュージーランド航空のオークランド発初便のNZ91便=17年7月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 羽田線の運航スケジュールは、羽田行きNZ91便が水曜と金曜、日曜発、オークランド行きNZ92便が月曜と木曜、土曜発となる。NZ91便はオークランドを午後2時50分に出発して、羽田には午後11時着。NZ92便は羽田を午前1時に出発し、午後2時40分にオークランドへ到着する。

羽田を出発するニュージーランド航空オークランド行き初便NZ92便=17年7月22日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 冬ダイヤでは運航日は変わらないものの、羽田着が早朝、羽田発が午後10時すぎになる運航スケジュールに変更。羽田行きNZ91便は、オークランドを午後11時5分に出発し、翌日午前5時55分に羽田へ着く。オークランド行きNZ92便は、午後10時5分に羽田を出発し、翌日午後0時40分にオークランドへ到着する。

 機材はボーイング787-9型機で、座席数は3クラス302席(ビジネス18席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー263席)。ビジネスクラスは、フルフラットシートを斜めに配置するヘリンボーン配列、プレミアムエコノミーは1列あたり2席-3席-2席配列で、エコノミーのうち14列は、横一列3座席が平らなソファになるシート「スカイカウチ」となる。

 また、多客期の12月8日から2018年3月24日までは、機材を大型化。ボーイング777-200ER型機(3クラス312席:ビジネス26席、プレミアムエコノミー40席、エコノミー246席)を投入する。

 ニュージーランド航空のクロヴィス・ペリエ日本・韓国地区支社長に、日本路線の展開について聞いた。

── 羽田線開設で、今後どういった客層を広げていきたいか。

ニュージーランド航空のペリエ支社長=17年7月22日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ペリエ支社長:同じオセアニアでも、ニュージーランドは観光が