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ピーチ、関空で和歌山のモモ 6回目の配布イベント、600個用意

 ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は7月6日、関西空港の第2ターミナルで、和歌山・紀の川市のモモを利用客にプレゼントした。今回で6回目の恒例イベントで、井上慎一CEO(最高経営責任者)のほか、和歌山出身の監査役と客室乗務員も参加。各地からの到着客に「夏の味覚」を届けた。

仙台からの到着客にモモを手渡すピーチ客室乗務員の和田さん(左)と吉森さん(右)=17年7月6日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

小ぶりながらも甘く仕上がった紀の川市産のモモ=17年7月6日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 鹿児島発午前9時55分着のMM192便と、仙台発午前10時35分着のMM132便、台北(桃園)発午後1時着のMM22便の3便を対象に配付。紀の川市とJA紀の里との共同企画で、モモを600個近く用意した。

 イベントには、ピーチから井上CEOのほか、和歌山出身の金澤栄次監査役と客室乗務員、和田亜沙美さんと吉森由貴さんが参加。このほか、紀の川市をピーアールする「紀の川ぷるぷる娘」の松下知佳さんと、紀の川のフルーツを宣伝するキャラクター「ももぷる」も加わり、各地からの到着客にモモを手渡した。到着客は驚いた様子でモモを受け取り、にこやかに目的地に向かった。

 金澤監査役は「おいしいモモを食べて」とピーアール。ピーチ就航年の2012年から続くイベントについて「地元の皆さまの協力があってこそ」と述べ、紀の川市の関係者らに感謝した。

 モモは6月中旬から8月中旬に食べごろを迎える。JAの担当者はことしのモモについて、雨不足により小ぶりで、収穫量が少ないとしながらも「ギュッと詰まった分、ちょっと甘く仕上がった」と話した。

 農林水産省によると、2015年のモモの収穫量は全国で12万1900トン。和歌山県産はこのうち8%に相当する9360トンを占め、西日本一の出荷量となっている。県内では紀の川市を中心とした那賀地区で多く生産され、紀の川市桃山町のモモは「あら川の桃」として知られている。

紀の川のモモを手に「ピーチポーズ」を作るピーチ客室乗務員の吉森さん(左)と和田さん(右)、「紀の川ぷるぷる娘」の松下さん=17年7月6日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

鹿児島からの到着客にモモを手渡すピーチの井上CEO(左から2人目)と金澤監査役(中)=17年7月6日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

紀の川のフルーツを宣伝する「ももぷる」と戯れる「紀の川ぷるぷる娘」の松下さん=17年7月6日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

関連リンク
ピーチ・アビエーション [1]
紀の川市 [2]
JA紀の里 [3]

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