6月19日からパリのル・ブルジェ空港で開かれた「第52回パリ航空ショー」で、リース会社のジャパンインベストメントアドバイザー(JIA、7172)が、ボーイング737 MAX 8を10機発注する方針を固め、現地時間6月20日に覚書(MoU)を締結した。
確定発注となった場合の総額は、カタログ価格で11億2000万米ドル(約1248億円)。JIAが航空機メーカーから直接購入するのは初めてとなる。
JIAは2006年9月設立。航空機のオペレーティング・リースや環境エネルギー事業などを手掛ける。航空機リース事業には2011年に参入し、子会社のJPリースプロダクツ&サービシイズ(JLPS)を通して、737や777など約60機のリース事業を展開している。
白岩直人社長に、737 MAX 8を選定した理由などを聞いた。
── JIAが手掛ける航空機リースの事業形態は。
白岩社長:エアラインの機体を、セール・アンド・リースバックする形でやってきた。顧客は海外がメインで、欧州がほとんど。香港も始めたところだ。
── 今回はボーイングから直接機体を購入する。
白岩社長:機体メーカーから直接購入するのは、今回が初めて。我々にとって、非常に大きなニュースだ。
── なぜ737 MAX 8を選定したのか。
白岩社長:737のパイロットであれば3時間程度の