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ソラシド、新社長に政投銀・髙橋常務 6月から新役員体制

 宮崎空港を拠点とするソラシドエア(SNJ/6J)の新社長に、筆頭株主である日本政策投資銀行(DBJ)の髙橋宏輔常務(55)が、6月22日開催予定の株主総会と取締役会後に就任する。5月26日に発表した2017年3月期通期決算で10期連続黒字を達成し、2017-20年度の中期経営計画がスタートしたことから、髙橋洋・現社長(62)は退任する。また、上田幸彦副社長ら4人の取締役も退く。

6月の株主総会後に新体制が発足するソラシド=16年10月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 髙橋新社長は、1961年7月21日宮崎県生まれ。東京大学法学部を卒業後、日本開発銀行(現日本政策投資銀行)に1984年4月入行。DBJでは金融法人部長や秘書室長、都市開発部長、常勤監査役を経て、2015年2月に常務執行役員に就任した。

 上田副社長の後任には、全日本空輸(ANA/NH)出身で4月1日付でソラシドの顧問に就任した峯尾隆史氏が就任する。ANAを傘下に持つANAホールディングス(9202)は、ソラシドに17.03%出資(宮崎交通と同率2位)している。

 このほか、西尾敏執行役員と添田重行総務部長が取締役に昇進。非常勤の社外取締役として、玉川惠丸屋本社取締役と柿花祥太ANA企画室企画部副部長が就く。また、増田秀隆取締役が常務取締役に昇格する。

 新任の社外常勤監査役には、日髙雄一郎宮交ホールディングス財務部長が就任する。

 6月22日に新任および退任、昇格となる役員は下記の通り(新職・現職・氏名の順で、氏名は敬称略)。