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中部空港、17年3月期純利益7.8%減 18年通期は増収増益見込む

 中部空港(セントレア)を運営する中部国際空港会社が5月12日に発表した2017年3月期通期の連結決算は、純利益が前期(16年3月期)比7.8%減の41億8500万円だった。訪日客の爆買い沈静化で免税店の売上が前期を下回ったものの、空港事業の伸びなどにより、7期連続で黒字を達成した。2018年3月期通期の見通しでは、純利益は2017年3月期比17.1%増の49億円を見込む。

—記事の概要—
17年3月期
18年3月期通期予想

17年3月期

17年3月期決算を発表する中部空港会社の友添社長=17年5月12日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 2017年3月期の売上高は0.8%減の548億1500万円、営業利益は3.6%減の77億300万円、経常利益は5.6%減の64億6200万円。減収減益となったものの、売上高と純利益は過去2番目を記録した。

 売上高の内訳は、着陸料などの空港事業が2.9%増の270億2000万円で、免税店など商業事業が4.9%減の252億7000万円、駐車場など交通アクセス施設事業が6.0%増の25億1000万円となった。

 空港事業は、国際線が前期比