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GWのLCC搭乗率、前年やや下回る 航空各社の利用実績

 全日本空輸(ANA/NH)や日本航空(JAL/JL、9201)、スカイマーク(SKY/BC)など航空11社は5月8日、ゴールデンウイーク(4月28日から5月7日まで、10日間)の利用実績を発表した。ロードファクター(座席利用率、L/F)はフルサービス航空会社(FSC)では概ね前年を上回ったが、LCCは前年を下回る会社もあった。

 11社の発表値を合計すると、旅客数は国際線が前年比7.0%増の63万7957人で、国内線は8.5%増の299万428人。提供座席数は国際線が5.1%増の78万5487席で、国内線は2.4%増の387万1784席だった。11社平均のL/Fは国際線が1.4ポイント上昇し81.2%、国内線は4.3ポイント上昇し77.2%となった。

 旅客数を見ると、国際線はJALが微増で、ANAは前年を上回った。LCC各社は2016年に国際線の新規就航が相次ぎ、前年超えが目立った。国内線はFSC、LCCともに、おおむね前年を上回った。

 ピークは各社異なるが、下りは4月29日、上りは5月7日となった。

航空各社が発表したゴールデンウイークの利用実績(各社資料からAviation Wire作成)

ANA

搭乗率が前年をやや下回る傾向が見られたLCC各社=16年10月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ANAの旅客数は国際線が前年比