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中国COMAC、C919の初飛行成功

 中国のCOMAC(中国商用飛機有限責任公司)は現地時間5月5日、開発中の小型機C919型機の初飛行に成功した。5日午後2時に、上海の浦東国際空港を離陸。1時間19分飛行し、午後3時19分に同空港へ着陸した。

上海の浦東空港を離陸するC919(COMAC提供)

 C919は、ボーイング737型機やエアバスA320型機の機体サイズに相当する単通路機で、メーカー標準座席数は1クラス168席または2クラス158席、航続距離は標準型が4075キロ、航続距離延長型では5555キロを計画。2015年11月2日にロールアウトし、現在23顧客から570機を受注している。

 C919の試験機は、飛行試験機が6機と地上試験機が2機で開発を進めている。

 エンジンは、CFMインターナショナル製新型エンジン「LEAP-1C」を搭載。LEAPシリーズは単通路旅客機向け次世代エンジンで、C919向けのLEAP-1Cのほか、エアバスA320neoファミリーで選択できるLEAP-1Aと、ボーイング737 MAXに独占供給するLEAP-1Bの3モデルがある。

 COMACは今年4月、EASA(欧州航空安全局)にC919の型式証明取得を申請。LEAP-1Cは2016年12月、EASAとFAA(米国連邦航空局)から型式証明を取得している。

初飛行に成功したC919(COMAC提供)

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