ボーイング, 機体 — 2012年11月17日 16:20 JST

ボーイング、737 MAXの機体コンセプト決定

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 ボーイングは現地時間11月15日、737 MAXの開発行程で節目となる機体コンセプトを決定したと発表した。最終コンフィギュレーションを2013年半ばまでに決定し、初号機のデリバリー予定は17年で変更はない。

737 MAX 8のイメージイラスト(ボーイング提供)

 エンジンはこれまでの発表通り、新開発のCFMインターナショナル社製LEAP-1Bを採用。機体設計はテールコーンやウィングレットを変更し、燃費向上につなげる。

 サプライヤーも新たに2社決定。電子ブリードエア・システムはハネウェル社製を、フライトデッキ(コックピット)用大型ディスプレイ4台はロックウェル・コリンズ社製を採用する。

 ボーイングでは空力特性についても見直しを進め、機体をこれまでより幾何学的形状とし、当初計画にあったノーズギア(前脚)格納扉の小突起をなくした。

 今回の機体コンセプトの決定と同時に、工場の計画も決定。現在737NG(次世代型737)の組立が行われているレントン工場の737生産ラインと、初期の機体が組み立てられる暫定の737 MAX生産ラインで組み立てが行われる計画。

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Boeing
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