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JAL植木社長、新中期計画「質と規模の成長」 後継問題「社長にならないと持てない目線ある」

 日本航空(JAL/JL、9201)の新たな中期経営計画が4月28日に発表される。植木義晴社長は、「2017年からの中期計画は、新しい成長を今まで以上に意識したものにしていくべき」との考えを、1日に羽田空港で開かれた羽田-ニューヨーク線就航式典で語った。

JALの植木社長=17年4月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 植木社長は今後の成長について、「質と規模の成長」と述べ、運航品質やサービス、機材といった品質面だけではなく、3月31日まで制約があった新路線開設を視野に入れた中期計画を策定する考えを示した。

 一方、2012年から2016年まで5年間の中期計画を終えたものの、植木社長の続投が2月に決定した。

 後継者について植木社長は、「社長から見れば、どの役員もなかなか自分のところまで来てくれない。これは私が一番優秀ということではなく、社長にならないと持てない目線がある。私もそうだった。これからの成長を期待した中で、どこかでしっかり見定めて社長を譲っていきたい」と話した。

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日本航空 [1]

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