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関空の17年夏ダイヤ、週1260便で過去最高 LCCは国際線3割超、国内は半数超に

 関西空港の2017年夏ダイヤ(3月26日から10月28日)の運航計画によると、ピークは7月の週1260便(往復)で、冬ダイヤに続いて週1200便を超える。旅客便は週1126便で過去最高、貨物便が冬ダイヤで過去9番目の週134便となる。

夏ダイヤで国際線のLCC比率が3割超になる関空=17年1月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 2016年夏ダイヤ(3月27日から10月29日)と比べて週19便増、3月25日までの2016年冬ダイヤ比で週12便増加した。国際線は、欧州など長距離路線のデイリー(週7往復)化や、中国・韓国方面の増便が目立ち、国際線旅客便の3分の1をLCCが占める。

 新路線として、4月28日からロシアのS7航空(SBI/S7)がウラジオストク線を、6月28日からエアアジアX(XAX/D7)が関空からの以遠権を行使ししてホノルル線を開設する。

 いずれも、4月1日から実施する新路線に対する着陸料値下げを適用。3000キロ以上の中長距離路線の場合、就航初年度の着陸料が全額免除され、関空から以遠権を用いる場合は短い区間の着陸料を無料にする。

 国内線は、バニラエア(VNL/JW)が18日から函館線、26日から奄美大島線を開設。国内線旅客便のうち、半数以上がLCCによる運航便となる。

—記事の概要—
国際線
国内線
16年冬ダイヤ実績

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関西−ホノルル線を開設するエアアジアX=17年2月10日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

 国際線は、長距離4路線