日本政府観光局（JNTO）が1月17日に発表した訪日外客数2016年推計値によると、訪日客数は前年比21.8％増の2403万9000人で、JNTOが統計を取り始めた1964年以降過去最高を記録した。
16年は21.8％増の2403万9000人が訪日＝16年6月 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
これまでの過去最高は2015年で、430万人以上上回った。出国日本人数は5.6％増の1711万6200人で、2年連続で訪日客数を下回った。
訪日客数が増加した要因についてJNTOでは、クルーズ船の寄港増加や航空路線の拡大、ビザの緩和、消費税免税制度の拡充、断続的な訪日旅行プロモーションによる訪日旅行需要の拡大などによるものと分析している。
JNTOが「重点市場」と定める20の国・地域中、ロシアを除く19市場で年間最高を記録。中国は前年比27.6％増の637万3000人となり、全市場で初めて600万人台に到達した。このほか、米国は2年連続で100万人を突破した。
方面別に見るとアジアでは中国がトップで、全体を通じても1位となった。以下、