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JAL、国際貨物サーチャージ適用なし ANA引き下げ、17年1月分

 日本航空(JAL/JL、9201)は、2017年1月1日から国際貨物便の燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)を適用しない。全日本空輸(ANA/NH)は引き下げる。

17年1月から国際貨物便の燃油サーチャージを改定するANAとJAL=16年4月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 貨物1キログラムあたりの燃油サーチャージは、JALは設定なし。適用していた2016年12月は米州や欧州、アフリカ、中東などの遠距離路線を6円、アジア遠距離路線3円、香港や中国、フィリピン、台湾、韓国、グアムなどのアジア近距離路線を3円としていた。

 JALは10月から、燃油サーチャージを設定する基準となるサーチャージテーブルを改定した。

 ANAは北米や欧州、中東などの長距離路線を、43円から36円に、シンガポールやタイ、ベトナム、インドネシアなどの遠距離アジア路線を40円から34円に、韓国や台湾、中国、香港、フィリピンなどの近距離アジア路線を35円から29円に引き下げる。

 貨物便の燃油サーチャージは、シンガポールで取引されるジェット燃油価格で算出。JALとANA両社は、2カ月前の平均値を基に毎月改定している。2017年1月分の基準となる2016年11月の平均価格は1バレル当たり