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エールフランス、787-9初号機受領 生産500機目

 ボーイングは、エールフランス航空(AFR/AF)に同社向け初号機となる787-9型機(登録番号F-HRBA)を引き渡したと現地時間12月2日に発表した。アイルランドの航空機リース会社エアキャップからのリースで導入する。同機は生産500機目の787で、エアキャップ50機目の787となる。

エールフランスの787-9初号機=16年11月 PHOTO: Gail Hanusa/Boeing

 エールフランスの787-9は計276席(ビジネス30席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー225席)で、各クラスともゾディアック・シート・フランスの座席を搭載する。

 同機は12月1日、米シアトルのエバレット工場を出発し、翌2日、パリのシャルル・ド・ゴール空港(CDG)に到着した。2017年1月7日と8日に、CDGを発着する国内遊覧飛行を実施。翌9日から、CDG発カイロ行きAF508便で定期便に投入する。

 同機はエールフランスとKLMオランダ航空(KLM/KL)を傘下に持つエールフランス-KLMグループ9機目の787-9となる。同グループは787-9を18機、超長胴型の787-10を7機発注済みで、このほか、エアキャップからのリースで787-9を12機導入する予定。

 ボーイングは2011年9月25日、全日本空輸(ANA/NH)に787-8(登録番号JA801A)を引き渡し、787の納入を開始。2016年10月末までに計480機(787-8:317機、787-9:163機)を引き渡している。受注は計1208機で、787-8は431機、787-9は623機、787-10は154機となっている。

関連リンク
エールフランス航空 [1]
AerCap [2]
Boeing [3]
ボーイング・ジャパン [4]

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