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関空の16年冬ダイヤ、過去最高の週1273便 LCC比34.5%

 関西空港の2016年冬ダイヤ(10月30日から17年3月25日)の運航計画によると、ピークは12月の週1273便(往復)で、夏ダイヤに続いて週1200便を超える。旅客便は週1131便で過去最高、貨物便が冬ダイヤで過去6番目の週142便となる。

 10月29日までの夏ダイヤと比べて32便増、2015年冬ダイヤ比で57便増加した。方面別では中国が好調は一方で、テロなどの影響で欧州は減便が目立つ。また、国際線旅客便のLCC比率が前年冬期比で1.6ポイント上昇し34.5%となり、17社が関空へ乗り入れる。

—記事の概要—
方面別
LCC
16年夏ダイヤ実績

方面別

冬ダイヤで過去最高の週1273便となる関西空港=14年9月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 長距離路線の再開は、ニュージーランド航空(ANZ/NZ)が11月4日からオークランド線を、3年ぶりに再開。水曜と金曜、日曜の週3往復で、ニュージーランドの夏期にあたる2017年3月までの季節便として、ボーイング787-9型機(302席:ビジネス18席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー263席)で運航する。

 2015年以降の長距離線再開は、日本航空(JAL/JL、9201)が2015年3月から約8年半ぶりに再開したロサンゼルス線、同年5月に6年7カ月ぶりに再開したエア・カナダ ルージュ(ROU/RV)による季節便(10月まで)のバンクーバー線の2路線で、オークランド線はこれらに続く再開となる。

 北米方面は、ユナイテッド航空(UAL/UA)がサンフランシスコ線を、前年冬期比で週2往復減便。欧州方面は、テロなどの影響による日本人旅客の減少で、週7往復減の