エアバスは現地時間10月26日、スカンジナビア航空（SAS/SK）に同社向け初号機となるA320neo（登録番号LN-RGL）を引き渡したと発表した。同機にはCFMインターナショナル製新型エンジン「LEAP-1A」を搭載した。
スカンジナビア航空のA320neo＝16年10月 PHOTO: Christian Brinkmann/Airbus
スカンジナビア航空のA320neoは1クラス174席を設定。同日のストックホルム－コペンハーゲン線に投入し、商業運航を開始した。
同社はA320neoを30機を発注済みで、2017年に11機、2018年に7機、2019年以降に8機を受領する。
A320neoは、LCCなどに人気の小型機A320の派生型で、燃費を向上した新型エンジンを搭載。LEAP-1Aのほか、米プラット・アンド・ホイットニー（PW）製GTFエンジン「PW1100G-JM」を選択できる。メーカー標準座席数が1クラス156席のA319neoと、180席のA320neo、236席のA321neoの3機種で構成する。
欧州では1月、ルフトハンザ ドイツ航空（DLH/LH）にPW1100G-JMを搭載したA320neoの初号機（登録番号D-AINA）を受領した。LEAP-1A搭載機は、7月にトルコLCCのペガサス航空（PGT/PC）が受領している。
スカンジナビア航空が受領したA320neo（同社提供）
関連リンク
スカンジナビア航空 [1]
Airbus [2]
エアバス・ジャパン [3]
A320neoの各社向け初号機
・米フロンティア航空、A320neo初号機受領 米国初のLEAP機 [4]（16年10月20日）
・ビバエアロブス、A320neo初号機受領 186席仕様 [5]（16年10月6日）
・ボラリス、A320neo初号機受領 186席仕様、米大陸2社目 [6]（16年9月13日）
・エアアジア、A320neo初号機受領 186席仕様、LEAP機で2社目 [7]（16年9月8日）
・ラタム航空、A320neo受領 米大陸初 [8]（16年9月1日）
・A320neo、LEAP機も納入 トルコLCCに [9]（16年7月22日）
・印ゴーエア、A320neo初号機受領 導入3社目、186席仕様 [10]（16年6月6日）
・印インディゴ、A320neo受領 同社向け初号機、アジア初 [11]（16年3月14日）
・エアバス、A320neo初号機納入 ルフトハンザに [12]（16年1月21日）
スカンジナビア航空関連
・スカンジナビア航空のA340、18年以降退役へ A350導入後に [13]（16年5月2日）
・スカンジナビア航空、242トン型のA330-300初受領 [14]（15年9月23日）