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IATAの16年8月旅客実績、全世界の利用率83.8% 国内線米国84.9%、日本73.1%

 IATA(国際航空運送協会)の2016年8月世界旅客輸送実績は、国際線と国内線の合計で、有償旅客の輸送距離を示すRPK(有償旅客キロ)は対前年同月比4.6%増加、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は5.8%増加した。ロードファクター(座席利用率、L/F)は0.9ポイント低下し83.8%だった。

16年8月の世界旅客輸送実績(IATAの資料からAviation Wire作成)

16年8月の国際線と国内線合計の利用率は83.8%=16年2月 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 調査対象は日本を含むアジア太平洋と、欧州、北米、中東、中南米、アフリカの各地域。国際線と国内線の合計を地域別で見ると、アジア太平洋地域はRPKが7.8%、ASKが7.3%それぞれ増加。L/Fは0.4ポイント上昇の82.4%だった。

 L/Fはアジア太平洋のほか、中南米とアフリカで前年を上回った。欧州が