- Aviation Wire - https://www.aviationwire.jp -

エアバス、17年に新体制 親会社と合併へ

 エアバス・グループ(旧EADS)は現地時間9月30日、傘下で民間航空機を手掛けるエアバスと合併すると発表した。新会社は2017年1月に発足し、社名はエアバスとなる。

17年にエアバス・グループと合併するエアバス=16年7月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 新会社のCEO(最高経営責任者)は、現CEOのトム・エンダース氏が引き続き務める。現エアバスのファブリス・ブレジエCEOは、新会社のCOO(最高執行責任者)兼社長に就き、グループ全体のオペレーションに責任を持つ。企業統治を簡素化して意思決定を早め、グループ変革を進める。

 現エアバスは1970年にフランスとドイツの企業連合として設立。その後、スペインと英国が加わり、2006年からはEADS(当時)が100%出資している。EADSは、2014年に社名をエアバス・グループに変更した。

 グループ内には民間航空機部門のほか、防衛宇宙部門とヘリコプター部門がある。

関連リンク
Airbus Group [1]
Airbus [2]
エアバス・ジャパン [3]

エアバス、国際航空宇宙展に出展 10月12日から東京ビッグサイト [4](16年9月28日)
エアバス、重工3社と研究開発継続 光ファイバーで機体の歪み検知 [5](16年9月16日)
エアバス、A380減産へ 18年から月産1機、損益分岐点は到達 [6](16年7月14日)
エアバス、A350短胴型中止へ 777のシェア奪取へ [7](16年6月1日)
エアバス、内装新ブランド「エアスペース」 A330neoに採用 [8](16年3月24日)