エアライン, 機体 — 2016年3月18日 11:05 JST

天草エアラインの初代みぞか号、売却先へ 天草からラストフライト

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 2000年3月23日の就航から16年間、天草エアライン(AHX/MZ)唯一の機材として2月19日まで飛び続けた初代「みぞか号」(ボンバルディアDHC-8-103、登録番号JA81AM)が、3月18日午後1時に天草空港を出発する。

福岡から天草へ到着した初代みぞか号の最終便=16年2月19日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 初代みぞか号は2月19日の福岡発天草行きMZ108便を最後に退役。20日からは、2代目のみぞか号(ATR42-600型機、登録番号JA01AM)にバトンタッチした。退役後も整備などのため天草空港に駐機されていたが、18日に天草を出発することになった。

 初代の売却先は、ATR42のリース会社であるデンマークのノルディック・アビエーション・キャピタル(NAC)。天草エアラインによると、18日は天草から鹿児島空港へ向かう。

 天草エアラインでは17日の昼休みを利用し、社員が初代と記念撮影。16年間飛び続けた機体と別れを惜しんだ。同機の総飛行距離は約1250万キロメートルで、地球を約310周まわったことになる。39人乗りの機体が運んだ乗客は、約120万人にのぼった。

*鹿児島空港の記事はこちら

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