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「お腹の子と力合わせた」写真特集・ANA空港接客コンテスト本選出場26人

 空港のカウンターでチェックイン業務などを行う地上旅客係員(グランドスタッフ)の接客技術を評価する「第8回 空港カスタマーサービス スキルコンテスト」を、全日本空輸(ANA/NH)が開催した。国内と海外の52空港の約4000人から予選出場者を各空港で選出。国内線18人と国際線8人の計26人が本選に出場した。

グランプリを受賞した長田さん=16年1月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 従来のコンテストでは、航空券の手続きや手荷物預かりなどが審査の中心だったが、ウェブサイトでのチェックインなど乗客自ら手続きする機会が増えたことから、今回はよりグランドスタッフの知識や提案力、おもてなしを問う審査内容となった。

 審査の結果、羽田空港国内線担当の長田恵未(おさだ・めぐみ)さんがグランプリを受賞。準グランプリには新千歳空港の王茜(オウ・セン)さん(入社2年目)と那覇空港の入戸野利香さん(同1年目)、審査員特別賞に羽田空港国内線担当の加藤友紀奈さん(同3年目)が選ばれた。

 「お腹のベイビーと力を合わせた結果だと思います」と本選を振り返る長田さんは、現在妊娠中。普段は利用者の立場に立ち、寄り添う対応を心掛けているという。

 当日の出来具合は「7-8割でした。もっと案内したかったこともありました」と謙遜する長田さんだが、社員が演じる3人の乗客役を相手に、笑顔を絶やさず冷静に応対していた。

 入ってきて欲しい後輩像を尋ねると、「体力勝負のところもあるので、明るくお客様と話せる方です」と、空港を走り回ることもある仕事柄ゆえ、体力の重要さに触れた。すでに羽田では新人教育を担当しており、「こういう先輩になりたいと言ってもらえるよう、日々楽しく仕事をしたいですね」(長田さん)と、笑顔で話した。

第8回コンテストの本選出場者(敬称略、出場順)
国内線部門
古賀七々子(羽田、5年目)
坂口奈津姫(福岡、4年目)
前原千恵子(鹿児島、4年目)
長田恵未(羽田、5年目)
重久佳菜(羽田、5年目)
豊田由依(紋別、15年目)
入戸野利香(沖縄、1年目)
加藤友紀奈(羽田、3年目)
加藤理紗(中部、1年目)
岡しほり(伊丹、1年目)
澤佳澄(鳥取、7年目)
西森歩美(関西、3年目)
王茜(千歳、2年目)
堀江麻由(伊丹、3年目)
中嶋祐佳理(熊本、10年目)
藤原彩子(広島、11年目)
西濵愛(沖縄、2年目)
川上遥加(羽田、5年目)

国際線部門
鈴木絢子(羽田、2年目)
上之郷未来(成田、1年目)
大西睦美(関西、1年目)
内海亜也子(羽田、6年目)
林裕子(羽田、6年目)
龍旭(上海、3年目)
渋谷友香(成田、3年目)
佐藤克紀(羽田、1年目)

*本選の記事はこちら [1]
*写真は受賞者→国内線部門→国際線部門の順で49枚。

受賞者

グランプリの長田さん(左から2人目)と準グランプリの王さん(左)、入戸野さん(右から2人目)、審査員特別賞の加藤さん=16年1月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire