エアライン, 企業 — 2015年12月10日 10:00 JST

KLMオランダ航空、機内食トレーにトリックアート 軽量プラスチック導入

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 KLMオランダ航空(KLM/KL)は、機内食を提供するトレーをポリプロピレン製に変更した。日本路線など、長距離路線のエコノミークラスで導入する。ポリプロピレン製のトレーを機内食で採用するのは初めて。

デルフト焼きをイメージしたイラストをデザインしたポリプロピレン製のトレー(KLMオランダ航空提供)

 白いトレーに、オランダの陶器「デルフト焼き」をイメージしたイラストをデザインした。デルフト焼きの皿やナイフ、フォーク、箸などを描き、トリックアートのようなトレーに仕上げた。

 デザインのモチーフはディナーとブレックファースト、アジア、ビストロの4種類で、鉄道や機内で使用する食器を製造するdeSter社(本社ベルギー・ホーフストラテン)が手がけた。

 ポリプロピレンはリサイクル性が高い軽量プラスチックで、燃やしても有毒ガスが発生しない。自動車部品や食品の包装フィルム、玩具などに利用されている。ニュージーランドや豪州、カナダなどが導入するポリマー紙幣や、雑誌の表紙に貼られるツルツルとしたPPフィルムなどの原料としても使用されている。

トレーに載せて提供するエコノミーの機内食(KLMオランダ航空提供)

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KLMオランダ航空
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