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ジャムコ、16年3月期は増配へ 1株40円

 航空機内装品大手のジャムコ(7408)は11月30日、2016年3月期の年間配当を5日発表の1株30円から10円引き上げ、1株40円(15年3月期比5円増配)にすると発表した。配当政策の見直しによるもの。

787のギャレーなどが好調のジャムコ=14年11月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 2016年3月期から配当指標として「連結配当性向」を導入。当面の連結配当性向を、純利益の20%から30%を目安に配当を決定する。

 現在ジャムコは中間配当を実施しておらず、2016年3月期は期末配当として純利益の20.1%にあたる1株40円を配当する見通し。2015年3月期の配当実績は、1株35円だった。

 ジャムコは、ボーイング787型機向けのギャレー(厨房設備)とラバトリー(化粧室)を、SFE(ボーイングによる装備品)として供給。777-300ERのギャレーについても、BFE(航空会社が発注する装備品)として受注が好調だという。

 2016年3月期通期の連結業績見通しは、純利益が11.4%増の53億4000万円。売上高は16.7%増の898億200万円、営業利益が31.9%増の89億5100万円、経常利益が10.4%増の86億4100万円を見込む。

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