ANA、タクシーでの送迎代行サービス　羽田発着便で

　全日本空輸（ANA/NH）は4月21日、タクシー運送業の日本交通（東京・北区）と協力し、羽田空港での見送り・出迎えサービスを開始した。年配者や赤ちゃん連れなど、手伝いが必要な利用者向けのサービスで、羽田発着の国内線利用者が対象。

日本交通と協力し送迎サービスを開始したANA＝14年8月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　「ANAらくのりサービス」で、日本交通の乗務員が自宅と空港間を送迎。羽田出発時は搭乗手続きを代行し、搭乗ゲートまで案内する。羽田到着時には、ロビーで利用者を出迎え、自宅まで送り届ける。同社の羽田空港定額タクシーを利用する。適用エリアは大田区と品川区、目黒区、港区、中央区、江東区以外の東京23区と、武蔵野市、三鷹市。

　羽田を発着するANA便の利用者が対象で、帯広と壱岐、北九州発着便は除く。利用には日本交通が提供する「キッズタクシー」「サポートタクシー」への申し込みが必要となる。

　世田谷区内を出発する場合の片道料金は、タクシーが6600円と、首都高速の利用料金930円、サポートチャージが1時間あたり620円、羽田サポート送迎サービス料金が1時間30分で4650円の合計1万2800円。片道ずつの予約となる。

　ANAではこれまで、空港内のみのサポートを実施してきた。自宅からの空港外のサービスを充実させることで、顧客サービスの向上につなげる。今年度中にはペット向けサービスを拡充。2016年度には羽田空港内でのサービスの刷新を予定している。

　日本交通では同様のサービスを、日本航空（JAL/JL、9201）とも実施している。

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全日本空輸
エキスパート・ドライバー・サービス（日本交通）

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