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JAL、機内食冬メニュー スープストックトーキョーと初コラボ

 日本航空(JAL/JL、9201)は11月17日、国際線機内食の冬メニューを発表した。パリ発便で日本人シェフによるメニューを提供するほか、好評の「エアシリーズ」では、スープストックトーキョーと初のコラボレーションメニューを展開する。

「エア スープストックトーキョー」(JAL提供)

「オマールエビのポワレセベンヌ産玉ねぎのソース」」(JAL提供)

 パリ発ファーストクラスとビジネスクラスでは、フランスでミシュラン1つ星を獲得した「SOLA(ソラ)」の吉武広樹シェフのメニューを提供。吉武シェフは、35歳未満の料理人を対象に、次代を担うスターシェフを発掘する料理コンペティション「RED U-35 2014」でグランプリを獲得した。

 ファーストクラスでは「オマールエビのポワレセベンヌ産玉ねぎのソース」、ビジネスクラスでは「牛ほほ肉のカシス煮込みじゃがいものグラタン」を用意する。

 羽田発のロンドンとパリ線、成田発のシカゴとボストン、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンディエゴ、フランクフルト、ヘルシンキ、パリ、シドニー線のプレミアムエコノミーとエコノミークラスでは、従来の機内食で提供されなかったものを取り上げる「エアシリーズ」として、スープストックトーキョーとのコラボメニュー「エア スープストックトーキョー」を提供する。

 帆立と野菜のチャウダー、柚子胡椒風味のたらこパスタ、石窯パン、グレープフルーツで構成。素材の味を生かした食べるスープを、機内でそのまま再現したという。

「厚切り和牛フィレのすき焼き」(JAL提供)

 また、日本出発便の国際線ファーストクラスの和食は従来から引き続き、「世界のベストレストラン50」へのランクイン常連店、日本料理「龍吟」の山本征治シェフが担当。「厚切り和牛フィレのすき焼き」や「季節の小皿」を用意する。

 日本発便のファーストクラスと成田発バンクーバー、モスクワ、シドニー、クアラルンプール、デリー、ハノイ線、羽田発シンガポール(JL37便)、バンコク(JL31便)線のビジネスクラスでは、ストラン「エディション・コウジシモムラ」の下村浩司シェフが洋食を担当。体を動かさない機内の食事として、胃がもたれないフレンチを目指した。ファーストクラスでは、「イベリコ豚の生ハムとチョリソー」や「和牛フィレ肉のロースト」を提供する。

「和牛サーロインステーキ温度玉子とトリュフのソース」(JAL提供)

 ニューヨーク発成田行きのファーストとビジネスクラスの洋食は、現地の食材を生かす。JALの機内食開発を手掛ける「コーポレートシェフ」の内山直樹シェフが米国で調達可能な食材を使ったメニューを開発。ファーストクラスでは「スモークサーモンのニース風サラダ」、ビジネスクラスでは 「USプライムビーフフィレ肉のステーキ オリエンタル山葵ソース」を用意する。

 日本発シカゴ、ボストン、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンディエゴ、ロンドン、フランクフルト、ヘルシンキ、パリ、シンガポール、ホーチミン、バンコク、ホノルル線のビジネスクラスでは、創作料理「山田チカラ」の山田チカラシェフによる、ライブ感あるメニューを用意。「和牛サーロインステーキ温度玉子とトリュフのソース」や「パテ・ド・カンパーニュのサラダコンソメジュレ添え」を提供する。

 日本発シカゴ、ボストン、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンディエゴ、ロンドン、フランクフルト、ヘルシンキ、パリ線のファーストクラスとビジネスクラスの2食目では、料理プロデューサー狐野扶実子さんによる、オリーブオイルやミント、ハーブを使ったリラックスできる機内食を用意。「黒毛和牛フィレ 江戸甘味噌だれヘーゼルナッツ風味」や「サーモンのタルタル ウフ・モレ添え トリュフドレッシング温度玉子とトリュフのソース」を提供する。

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日本航空 [1]

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