エアライン, 官公庁 — 2021年12月1日 17:40 JST

航空各社の国際線、日本到着便の新規予約停止 12月末まで

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 国土交通省は、航空会社に対し日本に到着する国際線の新規予約を今月末まで停止するよう要請した。新型コロナの変異ウイルス「オミクロン株」の感染拡大を受けた措置で、日本航空(JAL/JL、9201)と全日本空輸(ANA/NH)など国際線を運航する航空各社は要請に応じ、12月1日から対象となる新規予約を停止している。

国際線日本到着便の新規予約を停止したJALとANA=21年4月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 JALとANAによると、新規予約の停止対象は日本着の国際線を利用し、日本に入国する人の予約。国籍は問わず、日本国籍と外国籍ともに予約受付を停止している。すでに予約済みの航空券は、そのまま利用できる。

 また、日本経由で第三国へ向かう人の予約や、日本を出国する人の予約は受け付ける。

 JALが100%出資する中長距離LCCのZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)も、日本に入国する人が利用する日本到着便の予約受付を停止。同社では現在、日本で国際線を乗り継いで第三国へ向かう場合も日本に一度入国する必要があるため、日本到着便の新規予約はすべて停止している。12月25日に成田ーロサンゼルス線を開設するが「既存予約はそのままなので、予定通り就航する」(同社)としている。

 政府は水際対策の一環として入国者総数を12月1日から引き下げており、国交省から航空会社への要請もこれに基づくものとなる。

関連リンク
新型コロナウイルス感染症対策について(首相官邸)
国際的な人の往来再開に向けた段階的措置について(外務省)
水際対策に係る新たな措置について(厚生労働省)
国土交通省
日本航空
全日本空輸
ZIPAIR

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