エアライン, 空港 — 2020年8月18日 16:50 JST

HAC、札幌-女満別8年ぶり再開へ ATR 2号機は受領延期に

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 北海道エアシステム(HAC、NTH/JL)は8月18日、札幌(丘珠)-女満別線を8年ぶりに再開すると発表した。10月27日から週3往復運航する。

女満別線を8年ぶりに再開するHAC=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 HACは札幌の丘珠空港を拠点とする日本航空(JAL/JL、9201)グループの地域航空会社。同じくグループで地方路線を担うジェイエア(JAR/XM)が運航する札幌(新千歳)-女満別線とともに、札幌市を中心とした道央とオホーツク側の道東を結ぶネットワークを充実させる。HACによると、医療関係や道内出張のニーズがあるという。

 機材はサーブ340B型機(1クラス36席)。運航日は10月27日から12月24日と、2021年1月6日から3月27日は週3往復で火曜と水曜、木曜に運航する。年末年始の12月25日から1月5日までは、1日を除いて毎日運航する。

 運航スケジュールは、女満別行きJL2721便が丘珠を午前10時35分に出発し、午前11時25分着。丘珠行きJL2720便は午前11時55分に女満別を出発して、午後0時50分に到着する。12月25日から1月5日までは、JL2721便が丘珠午前9時発、JL2720便が女満別午前10時20分発となる。

 HACは2011年6月1日に拠点を新千歳空港から丘珠へ移した。女満別線は新千歳を拠点としていた2010年10月1日から2011年5月31日までは、新千歳-女満別線として運航。2011年4月9日から2012年10月27日までは、丘珠-女満別線を運航しており、8年ぶりに運航を再開する。

 女満別線の再開で、HACの路線数は6路線に増える。同社によると、8月平日の道内路線はほぼ平常通りの運航になっているという。同社は今年4月12日から22年ぶりとなる新機材ATR製ATR42-600型機の運航を始めたが、9月に予定していた2号機(登録記号JA12HC)の受領は、新型コロナウイルスの影響で2021年度にずれ込む可能性が出てきているという。現在はATRが1機、サーブが2機の計3機体制で運航している。

運航スケジュール
10/27-12/24、1/6-3/27(運休:11/3、2/11、2/23)
JL2721 札幌丘珠(10:35)→女満別(11:25)
JL2720 女満別(11:55)→札幌丘珠(12:50)

12/25-1/5(運休:1/1)
JL2721 札幌丘珠(09:00)→女満別(09:50)
JL2720 女満別(10:20)→札幌丘珠(11:15)

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後編 サケや利尻昆布で北海道を表現