エアライン, 空港 — 2020年6月16日 14:45 JST

中部空港、国際旅客便の再開延期 マニラ発欠航で

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 中部空港(セントレア)は、6月16日から再開予定だった国際線旅客便の運航を後ろ倒しする。再開初便となるフィリピン航空(PAL/PR)のマニラ線が欠航したことによるもので、初便は25日にマニラから到着する見込み。

中部空港の国際旅客便再開初便となるマニラ発便が欠航となったフィリピン航空=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 フィリピン航空は6月16日のマニラ発中部行きPR438便を欠航。同便は中部空港では4月1日の全便運休以来、およそ2カ月半ぶりとなる国際旅客便となる予定だった。出発初便は翌17日のマニラ行きPR437便が初便で、出発便は現在までに欠航にはなっておらず、予定通り運航する見込み。17日のマニラ行きを運航する場合、機材は回航(フェリーフライト)や貨物便などで中部に到着するとみられる。

 現在のところ、到着初便となるのはフィリピン航空のマニラ線で、現地時間6月25日に運航する見込み。このほか、7月からはフィンエアー(FIN/AY)のヘルシンキ線も運航再開を予定している。

 空港を運営する中部国際空港会社によると、国際線旅客便の運休期間中は、ベトナム航空(HVN/VN)と台湾のチャイナエアライン(中華航空、CAL/CI)が貨物便を運航しているという。

 中部空港では国際線のほか、国内線を含めたLCC専用の第2ターミナル(T2)発着便が全便運休。T2は4月10日から閉館していたが、6月19日にジェットスター・ジャパン(JJP/GK)の福岡線を再開し、およそ2カ月ぶりに開館する。

 また、T2に隣接するボーイング787型機を展示する複合商業施設「FLIGHT OF DREAMS(フライト・オブ・ドリームス)」も4月10日から全館閉館していたが、6月12日にすべての体験型コンテンツと、一部の商業エリアが営業を再開した。

運航スケジュール
PR438 マニラ(13:55)→中部(18:55)運航予定日:6月25日、28日
PR437 中部(09:30)→マニラ(12:40)運航予定日:6月17日、26日、29日

関連リンク
中部国際空港 セントレア
フィリピン航空

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