エアライン — 2020年6月9日 13:37 JST

ANA、羽田-イスタンブール・モスクワ就航延期 国際線7月も9割運休

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 全日本空輸(ANA/NH)は6月9日、国際線の運航計画を追加で見直したと発表した。対象期間は6月30日までと7月1日から31日まで。6月は計画していた73路線5177便のうち91%にあたる4704便を運休・減便。7月は75路線5461便のうち、90%にあたる73路線4938便が対象になる。また7月に開設予定だった羽田-イスタンブールとモスクワの2路線は、就航を延期した。

羽田-イスタンブール・モスクワの2路線の開設を延期したANA=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 新たに発表した6月30日までの運休・減便は羽田-マニラ線の1路線9便が対象。マニラ行きNH869便と羽田行きNH870便は月曜と水曜、金曜のみの運航で、このうち往復で運航するのは6月5日と24日のみ。このほかは現地発のみの運航となる。

 7月1日からの追加発表分は、73路線4938便が対象となる。通常運航を続けるのは、週7往復の成田-ロサンゼルス線(NH6/5)と成田-シカゴ線(NH12/11)の2路線のみ。50路線が運休となり、15路線で減便が生じる。

 また、成田-香港線の臨時便NH1929/1930便を週1往復金曜のみ運航する。機材はボーイング767-300ER型機(2クラス202席)を使用する。香港行きNH1929便は成田を午前9時50分に出発して、午後1時40分に着く。成田行きNH1930便は午後2時55分に香港を出発し、午後8時15分に到着する。

 開設予定の羽田-青島とサンフランシスコ、サンノゼの3路線は、8月1日の開設に延期。羽田-深センとストックホルム、ミラノの3路線のほか、7月に開設予定だった羽田-イスタンブールとモスクワの2路線も、開設時期を未定としている。

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