エアバス, エアライン, 機体 — 2019年3月14日 17:36 JST

ルフトハンザ、A380売却へ 22-23年、エアバスに6機

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 ルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)が所属するルフトハンザグループは現地時間3月13日、保有するエアバスA380型機のうち6機をエアバスに売却すると発表した。売却額は非公表。

22-23年に6機売却するルフトハンザのA380=18年2月6日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 ルフトハンザは現在、A380を14機保有している。このうち6機を売却し、8機を継続して運航する。売却は2022年から2023年を予定する。ルフトハンザグループは「経済的理由により」売却すると説明している。

 エアバスはA380の最大顧客であるエミレーツ航空(UAE/EK)が、受注残のうち39機をキャンセルすることに伴い、A380の引き渡しを2021年で終了。エアバスのトム・エンダースCEO(最高経営責任者)は、引き渡し終了を発表した2月14日の声明で「他社からの受注残はほとんどなく、生産を維持する基盤もない」と説明した。

関連リンク
Lufthansa Group
Airbus
エアバス・ジャパン

787-9を20機導入
ルフトハンザ、787-9導入へ 20年に初号機、A380置き換え(19年3月14日)

ルフトハンザのA380
ルフトハンザ、A380新塗装初号機「Tokyo」(18年12月14日)
ルフトハンザ、「空飛ぶ集中治療室」長距離路線に 747-8とA380(15年6月23日)

21年で生産終了
A380、2021年に生産終了へ エミレーツ航空、39機キャンセル(19年2月14日)

苦戦続く大型機
エアバス、A380生産中止か ロイター報道(19年2月14日)
ボーイング、747-8製造中止検討 苦境のジャンボ、貨物低迷響く(16年7月29日)

他社のA380キャンセル
カンタス航空、A380残り8機キャンセル 既存機は運航継続(19年2月8日)
エールフランス航空、A380半減検討 仏紙報道(18年11月26日)

一旦は生産中止免れる
エミレーツ航空、A380を20機確定発注(18年2月13日)
エミレーツ航空、A380を最大36機発注 生産中止免れる(18年1月18日)
エアバス、A380生産中止を示唆 明暗握るエミレーツ(18年1月16日)
エアバス、A380neo検討も生産中止否定(14年12月15日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post