エアライン, 空港 — 2018年11月27日 21:05 JST

ジェットスター・ジャパン、庄内就航検討 空白地帯解消狙う

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 ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)の片岡優社長は11月27日、山形県の庄内空港への就航を前向きに検討していると、都内で開いた事業戦略説明会で明らかにした。同社の空白地帯となっている東北・北海道地域の新規就航地の候補として挙げた。

庄内空港への就航を検討するジェットスター・ジャパン=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ジェットスター・ジャパンは現在、エアバスA320型機(1クラス180席)を24機保有。国内線19路線と国際線9路線の計28路線を運航している。2019年春には、25機目のA320を受領し、東京オリンピック開催前の2020年夏ごろには、単通路機では世界最長の航続距離を誇るA321LRの初号機が就航する見通し。

 片岡社長は、「成田から北は札幌のみ。庄内空港への就航を積極的に検討している」と述べ、北日本の路線拡大を目指す姿勢を示した。「観光需要や、ハイテク企業の進出によりビジネス需要もある。成田から1時間弱の距離なので、地元自治体や空港と話を進めている」と語った。

 庄内空港の定期便は、10月28日から2018年3月30日までの冬ダイヤ期間中、全日本空輸(ANA/NH)の羽田線が1日4往復のみとなっている。

 27日の説明会では、A321LRを2020年から3機導入し、東南アジアなど中距離国際線への参入を検討していることや、成田と関西、中部の3空港に次ぐ第4の拠点空港検討などを発表した。

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