- Aviation Wire - https://www.aviationwire.jp -

A320neoビジネスジェット、6月生産開始

 エアバスは現地時間5月23日、同社の旅客機をベースにしたビジネスジェット機「エアバス・コーポレート・ジェット」のうち、A320neoファミリーを母体とするACJ320neoファミリーの生産を6月に開始すると発表した。初号機は今年10-12月期(第4四半期)に引き渡す。

6月に生産を開始するACJ320neo(イメージ、エアバス提供)

 ACJ320neoファミリーは、A320ファミリーに新型エンジンと翼端の大型ウイングチップ「シャークレット」を採用した、A320neoファミリーのビジネスジェット版。A319neo(1クラス156席)をベースとするACJ319neoと、A320neo(1クラス180席)を母体にするACJ320neoの2機種で構成する。

 標準仕様の座席数はACJ319neoが8席、ACJ320neoは25席と、旅客機と比べて大幅に少ない。航続距離はACJ319neoが6750海里(1万2500キロ)で15時間飛行でき、ACJ320neoは6000海里(1万1100キロ)、13時間飛行できる。

 6月に生産を開始するのはACJ320neoで、英ファンボローを拠点とするアクロポリス・アビエーションに引き渡す。ACJ319neo初号機は、ドイツのK5アビエーションへ2019年4-6月期(第2四半期)に引き渡す見込み。

 これまで、ACJ320neoは6機、ACJ319neoは3機受注している。

関連リンク
Corporate Jets [1](Airbus)

“空飛ぶスポーツカー”ホンダジェット操縦リポート 静かな機内と飛ばす楽しさが印象的 [2](17年11月10日)
JAL、パリからビジネスジェットサービス ダッソーと提携、植木社長「需要探る」 [3](17年4月18日)
エアバス、A319neoのビジネスジェット受注 アジア顧客から [4](16年4月13日)
エアバス、A320neoのビジネスジェット投入 英社から受注 [5](15年5月20日)