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日本空港ビル、18年3月期純利益71%増 TIAT子会社化で19年通期最終益2.7倍見込む

 羽田空港のターミナルを運営する日本空港ビルデング(9706)の2018年3月期通期連結決算は、純利益が前期(17年3月期)比71.0%増の117億7600万円だった。訪日客増加や、銀座の空港型市中免税店の売上が好調に推移した。

 2019年3月期通期の業績予想では、今年4月に国際線ターミナルを手掛ける東京国際空港ターミナル(TIAT)を連結子会社化したことにより、純利益は2018年3月期比2.7倍の313億円を見込む。

—記事の概要—
・18年3月期
・19年3月期通期予想

18年3月期

通期純利益が71%増となった羽田空港のターミナルを運営する日本空港ビル=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 2018年3月期の売上高は2259億5300万円(前期比10.2%増)、営業利益は134億2900万円(41.4%増)、経常利益は166億9600万円(30.0%増)の増収増益となった。

 羽田の国内線旅客数と、免税店などを運営する羽田国際線ターミナルや成田空港、関西空港などの国際線旅客数は、前期を上回った。銀座の空港型市中免税店「ジャパンデューティーフリー ギンザ」の売上も、順調に推移したという。

 セグメント別では、家賃収入など施設管理運営業は、営業収益が