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ICAO、北朝鮮のミサイル発射非難

 国連の専門機関ICAO(国際民間航空機関)は、現地時間10月6日に開催した理事会で、北朝鮮による継続的な弾道ミサイル発射を強く非難した。

北朝鮮によるミサイル発射を非難したICAO(同ウェブサイトから)

 理事会は、日本をはじめとする理事国36カ国で構成する。北朝鮮を非難する文書は日本のほか韓国や米国、英国など19カ国が共同提案し、国際民間航空の安全に関するICAOの国際標準の遵守を強く求めた。同文書は理事会により全会一致で採択された。

 同理事会は11月の定例理事会に先立つもので、日本が開催を要請。本部のあるカナダ・モントリオールで開催された。

 日本は1953年、ICAOに加盟。1956年から理事国を務めている。理事国は加盟国191カ国から選出し、日本は3つのカテゴリーのうち最上位となる「カテゴリー1」に属している。

文書を共同提案した19カ国
韓国、米国、フランス、アルゼンチン、豪州、カーボベルデ、カナダ、コロンビア、ドミニカ共和国、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、ペルー、スペイン、スウェーデン、英国、ウルグアイ

関連リンク
国土交通省 [1]
ICAO [2]

北朝鮮による影響
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