エアライン — 2017年9月29日 20:45 JST

JAL、乳がん検診啓発「ピンクリボンフライト」 パイロットもピンク肩章

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 日本航空(JAL/JL、9201)は9月29日、客室乗務員がピンク色のスカーフを巻いて乗務する「ピンクリボンフライト」を、羽田発福岡行きJL315便で実施した。2005年に始まった恒例イベントで、今年はパイロットもピンクの肩章を着用した。

ピンクリボンフライトの羽田発福岡行きJL315便出発前に搭乗口であいさつするJALの屋敷和子・東京空港支店長とパイロット、客室乗務員、地上係員ら=17年9月29日 PHOTO: Youichi KOKUBO/Aviation Wire

 JALは2004年からエスティ ローダー グループ(ELGC、東京都千代田区)と啓発活動を実施しており、同フライトは乳がん早期発見を目的とした検診受診の啓発キャンペーンの一環。フライトは例年ピンクのスカーフを巻いた客室乗務員が乗務しているが、今年はパイロットの発案で、ELGCがデザインしたピンクの肩章を着用し、活動に参加した。

 今回のフライトでは、乗客の目につきやすい位置にある客室乗務員のスカーフを、JALグループで地方路線を担うジェイエア(JAR/XM)で使われているピンク色のものに統一。地上係員は、ラウンジで受付業務を担当する際に使用するピンク色のスカーフを着用した。

 JL315便の搭乗口には、サントリーフラワーズ(東京都港区)が用意したピンク色のプリンセチアが飾られ、パイロットや客室乗務員、ELGCのスタッフが、ピンクリボンキャンペーンの知識啓発カードと、ピンクのラバーバンドを乗客に配った。

 到着地の福岡空港では、ピンクリボンバッジを着用したJALの地上係員が、プリンセチアを希望する乗客に手渡した。

 JL315便は定刻の午前11時15分に羽田を出発し、午後1時6分に福岡へ到着した。

 ピンクリボンフライトは、昨年までは「ピンクスカーフフライト」と呼んでいたが、今年はパイロットの肩章が加わったため、フライト名を改めた。

ピンクの肩章とラバーバンドを着用したJALのパイロット=17年9月29日 PHOTO: Youichi KOKUBO/Aviation Wire

JALのパイロットが着用したピンクの肩章=17年9月29日 PHOTO: Youichi KOKUBO/Aviation Wire

ピンク色のスカーフを着用したJALの地上係員=17年9月29日 PHOTO: Youichi KOKUBO/Aviation Wire

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ピンクリボンキャンペーン(JAL)
エスティ ローダー グループ ピンクリボン キャンペーン
プリンセチア(サントリーフラワーズ)

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