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JALとANA、国際貨物サーチャージ引き上げ 17年10月分

 日本航空(JAL/JL、9201)と全日本空輸(ANA/NH)は、10月1日から国際貨物便の燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)を引き上げる。

17年10月から国際貨物便の燃油サーチャージを改定するJALとANA=16年4月15日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 貨物1キログラムあたりの燃油サーチャージは、JALは米州や欧州、アフリカ、中東などの遠距離路線を6円、アジア遠距離路線3円、香港や中国、フィリピン、台湾、韓国、グアムなどのアジア近距離路線を3円に引き上げる。前回改定した8月分では設定してなかった。

 JALは2016年10月から、燃油サーチャージを設定する基準となるサーチャージテーブルを改定した。

 ANAは北米や欧州、中東などの長距離路線を、36円から43円に、シンガポールやタイ、ベトナム、インドネシアなどの遠距離アジア路線を34円から40円に、韓国や台湾、中国、香港、フィリピンなどの近距離アジア路線を29円から35円に引き上げる。

 貨物便の燃油サーチャージは、シンガポールで取引されるジェット燃油価格で算出。JALとANA両社は、2カ月前の平均値を基に毎月改定している。10月分の基準となる8月の平均価格は1バレル当たり