エアライン, 企業 — 2017年9月4日 15:30 JST

スカイツリー、空の日にJAL特別ライティング 地上350mでシート体験会

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 日本航空(JAL/JL、9201)と東京スカイツリーを運営する東武タワースカイツリー(東京・墨田区)は、9月9日から30日まで「TOKYO SKY WORLD」を開催する。20日の「空の日」に合わせたイベントで、20日から24日まで特別ライティングを実施する。

JALミュージアム in TOKYO SKYTREEのイメージイラスト(東武タワースカイツリー提供)

東京スカイツリーの「空の日」特別ライティングのイメージイラスト(東武タワースカイツリー提供)

 空の日は、1992年に民間航空再開40周年を記念して制定され、毎年9月20日としている。航空会社や空港では、この日の前後を中心に、空の日を冠したイベントを開催している。

 両社では9日から30日まで、スカイツリー5階の出口フロアで、1951年の創業以来の歴史を「航空機」「客室乗務員の制服」「機内サービス」「客室仕様」について、パネルで紹介。国内線や国際線開設時の資料や、ダグラスDC-8型機導入時のパンフレット、1960年代に仮契約した超音速ジェット機「SST」の50分の1スケール模型などを展示する。

 特別ライティングは、空の日当日の20日から24日までで、JALの機体をイメージした赤と白、空の青の3色によるもの。点灯時間は、20日から22日が午後5時45分から午後10時まで、23日と24日は午後5時30分から午後10時まで。

 イベント初日の9日と10日は、地上350メートルの展望台「天望デッキ フロア350」に、国際線エコノミークラスに採用しているシート「JAL SKY WIDER(JALスカイワイダー)」を展示。客室乗務員やスカイツリーのキャラクター「ソラカラちゃん」との記念撮影会を開く。天望デッキの入場には、入場料(大人2060円)が必要となる。

 JALは、スカイツリーの理念やコンセプトに賛同する「オフィシャルパートナー」の契約を東武タワーと、2011年12月に締結。共同企画第1弾として、スカイツリーのロゴを機体後部に描いた「JAL × 東京スカイツリージェット」(ボーイング777-200型機、登録番号JA8978)を、2012年5月から10月まで運航した。

 スカイツリーは、2012年5月22日開業。建設地はさいたま新都心(さいたま市)と池袋(豊島区)、隅田公園(台東区)、業平橋・押上(墨田区)の4候補地の中から、2005年3月28日にNHKと在京民放テレビ5局で構成する「在京6社新タワー推進プロジェクト」が墨田区を「交渉優先候補地」に選定。2006年3月31日に、押上・業平橋地区が最終候補地に選ばれ、2008年7月14日に起工式が行われた。

 建設地周辺は羽田空港に近いため航空法上の高さ制限があったが、2005年4月28日に国土交通省が規制緩和(国交省告示第504号)し、建設可能となった。高さは当初610メートルの計画だったが、2009年10月16日に現在の634メートルに見直された。アンテナなどを取り付ける展望台より上のゲイン塔部分を延ばしたため、展望台の高さは計画通り350メートルと450メートルとなっている。

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【お知らせ】
画像提供元を東武タワースカイツリーの要望に基づき同社名に変更しました。(17年9月4日 17:19 JST)