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日航機事故から32年、社員9割超が事故後入社 植木社長「風化させず安全運航に全力」

 乗客乗員520人が亡くなった日本航空123便墜落事故から、8月12日で32年が経った。三十三回忌にあたる12日は早朝から、多くの遺族や関係者らが墜落現場となった群馬県多野郡上野村の御巣鷹山を訪れた。

 雨が時折降る中、JALによると12日午後2時現在で、昨年よりも19家族81人多い92家族347人の遺族が御巣鷹山を訪れた。2013年以降の5年間では、過去最多の100家族387人だった2015年の同時刻に次いで、2番目に多くの人が訪れている。

御巣鷹山の「昇魂之碑」を訪れる遺族=17年8月12日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

「事故を風化させることなく、安全運航に全力を尽くす」と御巣鷹山で誓うJALの植木社長=17年8月12日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 三十三回忌とあって初めて御巣鷹山に登る人の姿が見られた一方、前日からの雨で足場が悪いことから、登山を断念した家族もあった。

 2012年2月の社長就任以来、社長として6回目の慰霊登山となったJALの植木義晴社長は午後1時26分すぎ、山頂付近にある「昇魂之碑」に献花した。

 植木社長は