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伊丹空港、新保安検査の試験運用開始 20年に本稼働

 伊丹空港を運営する関西エアポートは7月15日、新型の保安検査機「スマートレーン」の試験運用を開始した。当初は8日から開始予定だったが、機器に不具合が発生。前日の7日に延期が決まり、仕切り直しとなった。

伊丹空港に導入するスマートレーン(関西エアポートの資料から)

 スマートレーンは、今年1月に関西空港のLCC専用の第2ターミナル国際線エリアに、日本初導入。国内線は伊丹が初めてで、検査レーンの長さを従来の7メートルから2倍となる約14メートルに延長し、保安検査にかかる時間を約30%短縮できるという。

 伊丹では、現在9レーンある北側と10レーンある南側の両保安検査場のうち、それぞれ2レーンずつスマートレーンに改修。15日から試験運用を始めた。伊丹のターミナルは、2020年夏のグランドオープン(全面開業)に向けて改修が進んでおり、スマートレーンは2020年春に正式運用を始める。

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