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3月の訪日客、9.8%増の220万人 イースターずれ込み、伸び鈍化

 日本政府観光局(JNTO)が4月19日に発表した訪日外客数2017年3月推計値によると、訪日客数は前年同月比9.8%増の220万5700人で、3月の最高記録を更新した。出国日本人数は12.1%増の173万9000人で、10カ月連続で前年を上回った。

3月は9.8%増の220万人が訪日=16年1月 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 これまでの3月の最高記録は、2016年の200万9549人。月間の訪日客数は、2014年3月から3年1カ月連続で100万人を突破した。

 JNTOが「重点市場」と定める20の国・地域のうち、米国で単月の最高記録を更新。韓国やインドネシア、タイ、マレーシアなど15市場で3月の過去最高を記録した。一方で、フィリピンと豪州、英国、スペインの4市場は前年を割り込んだ。

 JNTOでは3月の結果について、イースター休暇が4月となったことから、欧米豪州からの伸びの鈍化や前年割れが見られ、全体の伸び率が一桁に留まったと分析。一方で継続的な訪日旅行プロモーションにより訪日需要を後押しし、単月として3番目の訪日数を記録した。

 方面別に見ると、アジアでは中国が前年同月比