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ANA、東京五輪の特別塗装機 HELLO 2020 JETが18年1月就航

 全日本空輸(ANA/NH)は4月1日、2020年に東京で開催されるオリンピック・パラリンピック大会に向け、2018年に就航させる特別塗装機(ボーイング777-200型機、登録番号未定)のデザインを発表した。一般公募作品から選考した、各種目のシルエットなどを描いたデザインで、「HELLO 2020 JET」と命名した。

18年1月から運航を開始する特別塗装機「HELLO 2020 JET」の模型=17年4月1日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 デザインしたのは神戸市の松本朝陽さん(15)。ゴルフや野球、テニスなど各種目のシルエットのほか、富士山や東京タワーなど、日本の代表的な自然と建造物をデザインした。松本さんによると、日本らしさを強調したという。

 特別塗装を施す機材は国内線仕様の777で、平昌(ピョンチャン)冬季五輪の開幕直前となる2018年1月から運航を開始。2020年の東京オリンピック・パラリンピックまで運航する。

 ANAは2016年10月から11月まで、機体デザインを一般公募し、786作品が集まった。ANAの選考委員が選考会を開き、応募作品から入賞5作品を選んだ。

 2017年1月、インターネット投票を開始し、5作品の中から最も多くの票を獲得した松本さんの作品を対象に選出した。インターネットでの総投票数は2万票を超え、松本さんの作品は7817票を獲得した。

 ANAは、旅客航空輸送サービスカテゴリーの東京オリンピック・パラリンピックのオフィシャルパートナーを務める。

18年1月から運航を開始する特別塗装機「HELLO 2020 JET」の模型=17年4月1日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

特別塗装機「HELLO 2020 JET」の模型を披露するANAの平子裕志社長(左から4人目)と17年度の新入社員=17年4月1日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

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