エアライン — 2017年3月14日 16:45 JST

ピーチ、新卒総合職を初採用 正社員で18年度入社

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は、2018年度入社の総合職を新卒採用する。雇用形態は正社員。これまでパイロットや整備士、客室乗務員は新卒者を採用してきたが、総合職は初めて。

新卒総合職を正社員で初採用するピーチ=17年1月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 職種は運航や整備に関する仕事に携わる「技術系」と、空港での管理業務を中心とする「オペレーション系」の2種類。採用人数は合計6-10人、入社時期は2018年4月1日をそれぞれ予定している。勤務地は関西空港または会社が指定する場所となる。

 技術系の業務は、機体に関する最新の技術情報をパイロットへ提供する運航技術スタッフと、整備プログラムや作業基準の制定・運用を担う整備スタッフがある。

 オペレーション系は、拠点となる関西空港での旅客業務のスーパーバイザー、就航空港でのグランドハンドリング(地上支援)業務のスーパーバイザー、運航管理者(ディスパッチャー)を補助する運航管理サポートがある。

 応募資格は、2017年4月から2018年3月までに高専や専門学校、短大、4年制大学、大学院を卒業または修了見込みの人。学部学科は不問としているが、技術系は理系の学生向きとしている。応募は同社の採用サイトから。

 ピーチによると、3月1日で就航5周年を迎え、社員を育成する体制が整いつつあることから、総合職の新卒採用を初めて実施することにしたという。パイロットや整備士については業界全体で人材が不足していることから、就航当初から新卒者を採用して自社養成を進めている。客室乗務員も、4月に新卒者が初めて入社する。

 1月1日時点での派遣社員や出向者を除いた社員数は879人で、4月1日時点では900人以上になる見通し。

関連リンク
2018年度卒業 総合職
Peach採用サイト

関連リンク
ピーチ・アビエーション

特集・ピーチ井上CEO就航5周年インタビュー
前編 「プロ集団じゃないとLCCは成立しない」(17年3月6日)
後編 「ピーチ変わるな、もっと行け!」(17年3月8日)

特集・ピーチ社員から見た就航5周年(全5回)
(1)「格納庫って何ですか?」から始まった ブランドマネジメント・中西理恵の場合(17年3月14日)
(2)「お金と時間かかるFAXって何?」 システムストラテジスト、坂本崇の場合(17年3月17日)
(3)「一等航空整備士はスタートライン」 新卒1期の整備士、和田尚子の場合(17年4月10日)
(4)「A320で編隊飛行できるのはピーチだけ」 元アクロバット操縦士、横山真隆の場合(17年5月9日)
(5)「飛行機1機飛ばすって大変なんや」 客室乗務員、坂口優子の場合(17年6月8日)

就航5周年
井上CEO「アジアで勝てるのはピーチだけ」 ANAHD子会社化、独自性に磨き(17年3月2日)
ピーチ、就航5周年迎える CAが記念品プレゼント(17年3月1日)
ANAホールディングス、ピーチを子会社化 片野坂社長「独自性維持する」(17年2月24日)
ピーチ、A320neoで片道4時間以上も 東南アジア拡大視野に(17年1月12日)
ピーチ、A320neo導入 19年から10機、将来100機体制に(16年11月18日)
ピーチ、初の新卒CA募集 100人規模、17年入社(16年11月8日)
ピーチ、新千歳を第4拠点化へ 18年度、道内路線や国際線開設(16年10月20日)
ピーチ、5期目で累損解消 16年3月期、3期連続黒字(16年6月14日)
ピーチ初便、定員下回る162人乗せ出発 “コンビニ”のように認知されるか(12年3月1日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post