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ハワイアン航空、関空にビジネス新シート 3月から、羽田にも

 ハワイアン航空(HAL/HA)は現地時間3月15日から、ホノルル-関西線に新シートを導入したビジネスクラスを設定する。フルフラットシートを採用したビジネスクラスで、関空発便は翌16日からが新シート機材となる。このほか羽田発着路線でも5月までに順次導入する。

新ビジネスクラスを紹介するハワイアン航空の客室乗務員=16年10月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 フルフラットシートを採用した新しいビジネスクラスは、エアバスA330-200型機の新仕様機(278席:ビジネス18席、プレミアムエコノミー68席、エコノミー192席)に導入。日本路線への投入は2路線目で、2016年12月からはホノルル-成田線で導入している。

 同社の日本路線は、ホノルル-関西、成田線のほか、ホノルル-羽田線とコナ-羽田線、ホノルル-札幌線の計5路線。機材はボーイング767-300ER型機で運航する札幌線を除き、A330-200を使用している。

 新ビジネスクラスはホノルル-羽田線のうち、羽田を昼間帯に発着するHA457/458便に3月29日から導入を開始。コナ-羽田線は5月10日から、深夜帯に発着するホノルル-羽田線HA855/856便には5月11日から投入する。羽田発はそれぞれ翌日が新シート機材の初便となる。

 札幌線はボーイング767-300ER型機での運航を継続し、現在のところフルフラットシートの導入予定はない。

 フルフラットシートを採用した新しいビジネスクラスは、エアバスA330-200型機の新仕様機に導入。イタリアのシートメーカー、オプティメレスとの共同開発で、ポルトローナ・フラウ製の皮など高級素材を採用する。夫婦や恋人同士、家族連れの利用を想定し、シート配列は1列2-2-2席で計18席とした。

 新シートは長さ193センチ(76インチ)、幅52センチ(20.5インチ)のフルフラット・ベッドになる。竹をイメージしたディバイダー(仕切り)などでプライバシーを確保しながらも、隣席と話しやすいようにした。シートには大型タブレットが付属しており、乗客が手もとで使用したり、据え置いて使える。電源コンセント1つと、充電用USB端子を2つ用意した。

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