エアライン — 2017年1月16日 11:20 JST

ANA、食の安全性構築へ 米ブルーナンバーで”見える化”

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 全日本空輸(ANA/NH)をはじめとするANAグループは、ニューヨークに本部を置くNPO(非営利活動)法人「ブルーナンバー財団」が世界で展開する「ブルーナンバー・イニシアティブ」に参画する。食の安全性確保に向け、サプライチェーン・プラットフォームの構築を目指す取り組みで、日本企業の参画は初めてだという。

ブルーナンバー・イニシアティブに参画し食の安全性構築を目指すANA=16年3月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ブルーナンバー・イニシアティブは、サプライチェーンを“見える化”することで、トレーサビリティー(生産履歴の追跡)と透明性を確保することが目的。流通段階も含め、食に関与するすべての人や組織がID「ブルーナンバー」を登録することで、生産者から消費者までをつなぐ。

 ブルーナンバーは、食にかかわる生産者や販売者、消費者などの関係者を対象としたID。生産者は属性や生産地域、生産物を登録することで、これらの情報を一般に公開できる。登録した情報は、ブルーナンバー財団が独立・中立の立場で管理していく。

 ANAグループでは、日本で透明性のある「食のサプライチェーン・プラットフォーム」構築を目指し、1月から財団と取り組みを進めていく。

関連リンク
全日本空輸
ANAホールディングス
bluenumber

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