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エア・タンザニア、CS300を2機リース導入へ

 ボンバルディアは、タンザニアの政府系代理店(Tanzanian Government Flight Agency、TGFA)から小型旅客機「Cシリーズ」のうち「CS300」を2機、DHC-8-Q400(Q400)を1機受注したと現地時間12月2日に発表した。カタログ価格で計2億ドル(計227億円)。

エア・タンザニアのCS300(手前)とQ400(イメージ、ボンバルディア提供)

 TFGAはエア・タンザニア(ATC/TC)にリースする。同社は9月、TFGAからのリースでQ400を2機受領。76席を設定する。CS300は2クラスで、座席数は未定。機内Wi-Fiや機内エンターテインメント(IFE)を備える。同社は現在、Q400(78席)とQ300(50席)を保有している。

 エア・タンザニアは1977年に設立。以前はアテネやカイロ、フランクフルトなど、国際線を運航していたが、現在は同国の中心都市・ダルエスサラームを拠点に国内線を運航している。国際線はコモロのハハヤに乗り入れている。

 CシリーズはCS300(130-150席)とCS100(110-125席)の2機種で構成。2機種の部品は99%共通化しており、パイロットは同じライセンスで操縦できる。

 これまでの旅客機と比べて、燃費で20%、運用コストで15%の向上が図られており、二酸化炭素(CO2)排出量は20%、窒素酸化物(NOx)排出量は50%削減できるとしている。静粛性の高さや窓の大きさ、シートの幅の広さ、客室内の頭上収納スペース(オーバーヘッドビン)が大型である点なども特長。エンジンは米プラット・アンド・ホイットニー社製GTF(ギヤード・ターボファン)エンジン「PurePower PW1500G」を搭載する。

 CシリーズのうちCS100は6月、スイス インターナショナルエアラインズ(SWR/LX)に初号機(登録番号HB-JBA)を、CS300は11月、ラトビアのエア・バルティック(BTI/BT)に初号機(登録番号YL-CSA)を、それぞれ引き渡している。

関連リンク
Air Tanzania [1]
Bombardier [2]

ボンバルディア、CS300初号機納入 エア・バルティックが12月就航 [3](16年11月29日)
エア・タンザニア、Q400を2機受領 アフリカ40機目 [4](16年9月28日)